データビジュアライゼーションの基礎

本日読了。

Rのグラフモジュールであるggplot2とそのアドオンで作成したグラフ集、および、奇麗なグラフを描くためのTIPS。ggplot2をPythonから利用可能にするアダプタモジュールあり。

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス

本日読了。

良書。メンター、テックリード、エンジニアリングリード、技術部長、技術担当VP、CTOに至るまでの、職務定義と進め方を解説。ソフトウェアプロダクト企業の例ではあるが、ソフトウェア技術の深い話があるわけではないので、技術系職種全般のマネジメントキャリアパスの参考になる。

エンジニアリングリードにおける、チームの意思決定を主導するコツ。「データ重視」の文化を根付かせる、顧客に対する共感を深める、将来を見据える、チームの意思決定やプロジェクトの結果を振り返る、プロセスと日程を振り返る。

技術部長における、2ランク離れた部下を管理するのに外せない「ツボ」であるスキップレベルミーティング。いつでも誰でも何でも言って、という「オープンドア」は、普段会話できている人としか会話できない。

技術部長の、チームへの委任の考え方。
・単純で頻繁→委任
・単純だが頻繁でない→自分でやる
・複雑で頻繁→慎重にチームに委任
・複雑で頻繁ではない→有望な管理者候補の訓練として委任

CTOは、技術戦略で新領域を切り開く。

全ての階層で、立場にあった形で、技術力の点で時代遅れにならない工夫が求められる。

ディープラーニングを支える技術

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良書。ディープラーニングの歴史から最新技術までを、コードを使わず、平易に図解している。G検定の基本技術分野をおさえるにはよい。ただし、「支える技術」シリーズのディープダイブ感は無い。

ディープラーニングの学習における三大発明。Relu(活性値、誤差を保つ活性化層)、正規化層(バッチ正規化、重み正規化、重み標準化)、スキップ接続。

バッチ正規化は活性化層の前に置くことが、よくわかった。

さらに、発展として、注意機構。

メタバースとWeb3

本日読了。

良書。怪しさ満点の「メタバースとWeb3」を、それほど怪しく無くしてくれる。

VR、AR、MR、XR、ミラーワールド(デジタルツイン)をリブランディングしためのがメタバース。仮想通貨、暗号資産、ブロックチェーン、クリプト(暗号技術)をリブランディングしたものがWeb3。

Web2.0は、ユーザーコンテンツが隆盛してモバイルファーストでコンテンツ消費が加速するが、それらを繋げているの少数のプラットフォーム企業に、データと収益が集中する。中央集権型。

Web3は、非言語コミュニケーションまで再現するメタバースによりバーチャルファーストが進むが、各バーチャル空間では独自の通貨で独自のコンテンツマーケットが育つ、多数のDAO(自律分散型組織)になっていく。

リーダーの仮面

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識学。数値化の鬼――「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法の前著。人間性を排除し、仲良しをやめて、部下の頑張ったではなく結果を評価し、部下の職分には介入しないリーダー像を解く。

経営リーダーのための社会システム論

本日読了。

レビュー評価高いが、そこまでとは思えない。
「郊外化とシステム世界の全域化により人間の動物化が進む。これに対抗してシステムを拒む欧州方式は敗退しており、目指すべきはシステムを適宜取り入れたコミュニティ社会である」という要旨。
こう言うと凄そうだが、「個別化とデジタル化・グローバル化によりZ世代カルチャーが生まれてきた。」などと冒頭を書き換えると、当たり前の主張でしかない。