ANA 苦闘の1000日

本日読了。

良書。コロナ禍の逆風に対してのANAの経営を解説。

  • 融資枠の確保、増資
  • 賞与半減、一時帰休、出向、減便(ピーチとの共同運行含む)、機材の変更(ウイングスのプロペラ機活用含む)、機材の売却、内製化
  • 新事業(貨物への注力、機内食の一般販売、仮想旅行、SAFへの取り組み)

SAFはじめて知った

マーケターのように生きろ

昨日読了。

市場を定義する、価値を定義する、価値をつくりだす、価値を伝える、というマーケティングの要素を説明しつつ、人生も同様の考え方をするとよい、と説明する。

マッキンゼー 新規事業成功の原則

昨日読了。

大企業向けの新事業開発本。

4つのステップ、創造〜構想〜構築〜拡大。

創造フェーズ。アイデア創出に必要な3つのレンズ、顧客・ユーザー、テクノロジー、ビジネスモデル。アイデアの優先付け、TAM(Total Accessible Market)が十分に大きいか、アンフェア・アドバンテージがあるか、ノックアウトファクターがないか。

構想フェーズの6つの計画、製品・サービス、テクノロジー、GTM、実行、人材・組織、事業・財務。

構築フェーズ、MVPローンチ〜製品・サービスローンチ〜拡大準備。

大企業の課題。創造フェーズでは、アイデア創出を担当者の自主性に任せすぎ、個人的で事業性が弱いアイデアがボコボコ出てくる。構想フェーズでは、かっちりとした計画を立てすぎる。1〜2年で、起案した若者やスポンサーした上長がいなくなる。

ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

昨日読了。

良書。ロシアのカルチャーがよくわかる。

  • 仲間には手厚く、よそ者には冷たい。
  • 「男気」が強く、困っている人は助ける。
  • 賄賂や脱法行為など、やらなきゃ損。ルールは破るもの。
  • 別荘を持ち、週末は「森」へ大移動。別荘人脈。
  • 国として自立しているか、を見る。日本やドイツは自立していない。彼らと約束しても米国はおさえられない。なので、北方領土交渉も進まない。
  • 国力は大きくないが、米国と互していくことにこだわる。
  • 力強いプーチンは人気。多選防止のルールはできつつあるが、2024年選挙で再選をめざす。

秒で伝わるパワポ術

昨日読了。

良書。

  • 中身が本質。三段階の「要するに」。
  • ノイズを減らす。(枠線を透明に)
  • 先人の決算資料に学ぶ。
  • 削る、揃える、空ける。
  • 全体像、現在地、ふりかえりを押さえる。

ソフトウェア品質を高める開発者テスト 改訂版

昨日読了。

良書。「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト【改訂版】 - nakorakeの日記」の筆者が、アジャイル向けに完全対応させたテストノウハウ本。

アジャイル開発は初回リリース後のライフサイクルでの生産性が重要。そのため、変更管理が困難なシステムテスト(特にキャプチャー・リプレイ)は最小限にして、単体テストを手厚くし、コードレビューで複雑性を下げることが、全体の品質向上には有効。

単体テストはC1カバレッジ80%(例外処理はあまりカバーしなくてよい)を目指す。境界値をテストし、期待値を確認する。ミューテーションテストなどの手法を使う。