ライト、ついてますか―問題発見の人間学

 本日読了。

コンサルタントが読むべき本に必ず出てくる、1987年発行の古典。

人は、問題を解くことに熱中するが、本当に大切なのは、正しく問題を定義することである。そのことを、約20本の寓話として示す。

表題にもなっている「ライト、ついてますか」とは、長いトンネルの出口で、ライトを消すことを忘れてしまう運転手に、どのように注意を促すべきか、という話。夜間の場合などはライトを消してはいけないので、「ライトを消せ」ではダメ。正しく定義された問題は、ライトを点け忘れることではなく、ライトへの注意が疎かになることである。