なぜデジタル政府は失敗し続けるのか 消えた年金からコロナ対策まで

 本日読了。

動かないコンピュータの行政版のような本。

特許庁の基幹系刷新プロジェクト、2004年から8年55億円でプロジェクト中止、最終的にはベンダーが返納することになった。

年金機構、消えた年金問題、情報流出が追い打ち。

政府共通プラットフォーム、誰も使わずに撤去されたセキュリティゾーン、厚労省は日常業務で職員PCに情報ダウンロードを主張、総務省は無視。

自治体は、二要素認証の抜け道を作る。

2025年度末までに全国の自治体システムを統一。統一から共通化に後退したが、自治体システムの運用費を3割減らす目標。BPMNで業務プロセスを記述開始。

デジタル庁創設。政府予算8000億円の約4割3000億円を一括計上、一部はデジタル庁が共通システム構築。Gov-cloudが主軸。100人超の民間人材を専門分野別に登用。

LGWANGitHubのような共通リポジトリを。登大雄氏が開発。トラストバンク社のLoGoチャットがLGWAN専用のSlackになる。