Sales is 科学的に成果をコントロールする営業術

本日読了。

良書。科学営業の最新版。

商品の強みや特徴を売り込むのではなく、お客様を主語にして、営業主導で課題を見つけにいく。これは、ソリューション営業・コンサル営業の従来からの基本。

提案型商材のアウトバウンド営業は、商談受注率18%、コール受注率0.4%。新規事業立ち上げ時や、事業拡大を図る時期に実施する。営業方法は、その他、インバウンド営業(Webマーケティング等で機会を作る)、ソーシャル営業(人脈で機会を作る)、ABM(アカウントベースドマーケティング、特定のターゲット企業に絞って関係を築く)がある。

探客力。単なるリードではなく買うタイミングを明らかにしたSOL(Salse Oppotunity Lead)が必要。SOLを獲得するには電話でのコミュニケーションで本音を聞き出すことが必要。そのために、スマートアウトバウンド営業=PUSHでお客様に役立つ情報をプレゼントするGIVEモデル、を行う。

コンサルティング営業の極意。お客様はコンサルティングをされたいとは思っていない。前工程: リードセールス(購買意欲を引き上げる=課題を認識してもらう段階)と、後工程: コアセールス(お客様ごとに異なる課題に対して、解決策を示し受注に導く段階)で分ける。アウトバウンド営業では、リードセールスに注力する。

リードセールスのプロセス。アカウントプラン(仮設構築)、アプローチ(DiSCに沿ったコミュニケーション)、ファクトファインディング(課題を見つける → 現状-理想=問題、原因+示唆=課題)、オーダーコントロール(要件定義やグランドデザインの中で、提案とのギャップを埋める)。

コアセールスのプロセス。企画作成(提案書は起転承結、起:目指す姿→転:問題提起→承:原因となる課題→結:解決策。最大のブレーキは現状維持バイアス。選ばれない提案書を作るのはムダ。)、プレゼンテーション(プレゼン内でテストクロージングする、無料体験やデモは諸刃の剣)、クロージング。

購買後のカスタマーサクセスが、顧客エンゲージメントを高め、何かあったら最初に相談される。