メタバース さよならアトムの時代

本日読了。

良書。メタバースを語るビジネス書は、雨後の筍のように出ているが、本書はサブカル含むコンテンツに力点をおいており、独自性が高い。 

サブタイトルの「アトム」は、鉄腕アトムではなく、人やモノの物質のこと。アトムを移動させるモビリティの時代は終焉をつげ、コンピュータを動かすバーチャリティの時代になり、サステナビリティも実現する。

ビーマブルCEOジョン・ラドフの論じるメタバースのレイヤー。①(コンテンツの)体験、②(コンテンツの検索やフィードによる)発見、③クリエイター・エコノミー、④空間コンピューティング、⑤非中央集権化、⑥インタフェース、⑦インフラ。筆者によると、従来のFF14ドラクエ10などのMMRPGは、⑤が欠けている運営がコントロールし続ける世界。

メガネの次のインタフェースとして、コンタクトレンズ型が研究されている。