リーン・スタートアップ

本日読了。

リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

トヨタ生産方式のアナロジーで、不確実なスタートアップの成功率をあげる。狭い意味のスタートアップだけでなく、社内新規事業も対象とする。骨子は解説にてまとめられているが、「地図を捨ててコンパスを頼りに進め」とのことで、アジャイル開発を事業運営にまで拡大した概念である。バッチサイズを小さくする(MVP: minimum viable productも活用)とともに、客観的なフィードバック(コホート分析による革新会計)を得るしくみを持つのがポイントで、効果ある取り組みを素早く実現できるようになる。
かなり良書であるが、とある書評には、「全体のリターンを最大化したいベンチャーキャピタル的発想であり、個々のスタートアップにとっては、話半分に聞いておいた方が良い」ともある。