グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる

本日読了。

グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる

グローバル・エリートの時代 個人が国家を超え、日本の未来をつくる

テーマ的には新鮮さが無いが、よくまとまっており、このテーマのバイブルとして役立つ良書。
グローバル化の第一の波は、販売・マーケティンググローバル化、第二の波は製造のグローバル化、第三の波は組織のグローバル化。昨今、第一の波を間接的に行ったB2B製造業が低迷している。海外、特に新興国のニーズを自ら集めることができないため、コスト高で対応できない。急成長する現地顧客企業に必要なスペックや機能だけにしぼって提供する必要がある。
後半は組織、個人のグローバル化の処方箋。グローバルエリートに必要なスキルは、違いを感じる「感受性」、異文化・価値観への「理解力」、多様なやり方にあわせる「柔軟性」、異質な環境での「オーナーシップ」、「ゼロベースでの構築力」、「問題解決型思考」、積極的・論理的な「説明力」、コミュニケーションの「粘り強さ」である。