三国志―演義から正史、そして史実へ

年末読了。

三国志―演義から正史、そして史実へ (中公新書)

三国志―演義から正史、そして史実へ (中公新書)

日本で有名な三国志のイメージは演義によるもので、漢の正統たる劉備側に寄って書かれたものである。一方、西周時代に書かれた正史は、西周の正統である曹魏に寄って書かれたものである。本書はこれらの歴史的な見方の違いを対比している。