世界一わかりやすいミクロ経済学入門

先日読了。

世界一わかりやすいミクロ経済学入門 (KS専門書)

世界一わかりやすいミクロ経済学入門 (KS専門書)

 

確かにわかりやすい。小島さんの本としては最もわかりやすい部類。

商品の価値とは、【選好、使用価値】消費するときに得られる効能(人によって異なる)と、【価格、交換価値】それと交換に他のモノをどの程度得られるか、の2面性がある。

価格は需要曲線と供給曲線の交点で決まる(需要と供給の原理)。

オークション。ファーストプライスオークション(勝利者が自分の価格で落札する)とセカンドプライスオークション(勝利者が次点の価格で落札する)。イングリッシュオークション(だんたんとコール価格を増やしていく)とダッチオークション(減らしていく)。

余剰。決定価格に対して、売り手・買い手が許容範囲と考えていた価格との差。それぞれ生産者余剰・消費者余剰。均衡取引で余剰は最大化される。

個人の選好が推移率を満たしても、集団の選好が推移率を満たすとは限らない(投票のパラドクス)。同じくらい好き、無差別である、と呼ぶ。ミクロ経済では「無差別曲線」を書くのが好き。完全代替財と完全補完財。好ましさを関数で表すことを「効用関数」と呼ぶ。

ゲーム理論。戦略の強支配と弱支配。強支配戦略があると枝刈りできる。ナッシュ均衡