関数型プログラミングに目覚めた!IQ145の女子高校生の先輩から受けた特訓5日間

本日読了。

数学ガールのプログラミング版。このありそうな組み合わせが今までなかったのは、数学ガールのミルカさんに相当する本書のサクラ先輩にとって、語るに足る題材がありふれたプログラミングの世界に無かったから。そして、ありふれてない中で語るに足る題材と選ばれた「関数型プログラミング」とは、奇しくも数学でありプラトン派の哲学であった。やはり、理系美少女には数学ですね。
自分自身にとっても、関数型プログラミングは、かなり前にオブジェクト指向を理解して以来のパラダイムシフトである。まだまだ腹に落ちて理解できていないが、本書のこれでもかとreduceを教えるスタイルによって、分かった感が少しできた気がする。(軽々しく分かった気になってはいけない、というのは本書の戒めるところであるが)
中盤以降、哲学談義からReactまで、関数型プログラミングの入り口を覗き込んでいたレヘルの生半可な読者を、はるか彼方に置いていってしまう。こういった展開も、ミルカさんに通じるところがある。
荒削りながら良書。続編が出るとしたらコード不要な世界になってしまうディープラーニングか・・?

用語: 宣言型、フローは不要、第一級オブジェクト、高階関数、破壊的代入、イミュータブル、参照透過性、クロージャ