本日読了。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
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良書、かつベストセラー。翻訳がとても素晴らしい。
世界を先進国と途上国で分ける40年前の認識は変わり、レベル1〜4に分けるべきで、かつ大半の国はレベル2〜3に属している。悪いニュースもあるが、世界は確実によくなっている。数字を見なければ世界を知ることはできない。また、数字だけでは世界を理解できない。
10のバイアス(ドラマチックな本能)と処方箋。
- 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み→大半の人がどこにいるかを探そう
- ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み→悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう
- 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み→直線もいつかは曲がることを知ろう
- 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み→リスクを計算しよう
- 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み→数字を比較しよう
- パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み→分類を疑おう
- 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み→ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう
- 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み→ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう
- 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み→誰かを責めても問題は解決しないと肝に命じよう
- 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み→小さな一歩を重ねよう