本日読了。
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資本論の勘所を物語仕立てで説明する。続編にやっと解説らしき話が出てくる。
資本主義は、資本を投入して利益を得る競争である。企業が利益を追求すると、機械が高度化して人件費が下がり、資本家の利益が増える。ある企業が生産を拡大しようとするとそれは他の企業にも及び、生産を縮小しようとすると他の企業にも及ぶ。すなわち、好況と不況、そして恐慌は資本主義に必然的に発生する。この辺は理解できる。
利益とは剰余価値であり、労働者を搾取することで生まれる。不変資本である機械からは利益は生まれない。機械を増やすと労働者は減り、利益率は減少してしまう。この辺は理解できない。