大前研一と考える 営業学

本日読了。

大前研一と考える 営業学

大前研一と考える 営業学

良書。大前研一とBBT教授陣の共著による最新営業論。特に、斎藤顕一が書いた、問題解決型営業というものを具体化している第二章がおすすめ。第一段階は顧客にお似合いの「吊るしのスーツ」を探す(効果的な販売)。第二段階はより着心地の良い「ニューモデルのスーツ」を開発する(改良案の提案)。最終的にはその顧客だけの「テーラーメードのスーツ」を仕立てる(全く新しい商品の構想)。ただし、過剰なカスタマイズはダメ。上手なカスタマイズが顧客との信頼関係を深める。上手なカスタマイズのためには、さまざまな仮説を立てたうえで顧客に質問し、顧客の抱えている課題やニーズを具体的に把握すること。