機械との競争

本日読了。

機械との競争

機械との競争

最近よく耳にする本。電王戦の影響かも。内容としては、最近よくある論調。翻訳本としては珍しいレイアウトであり、文章量が少なくて良い。
ムーアの法則など機械は指数関数的に進化してきており、いよいよ、これまで人間しかできないと言われてきた分野にも進出してきた。今後、「普通」の仕事は機械に奪われ、人間に出来ることは、創造的な仕事と、ガテンな仕事に二極化してしまう。結果として、所得の平均は伸長しても、中央値は漸減し、長期的には経済の停滞を招く。人間はソフトスキルを磨き、指数関数を超える組み合わせ爆発(階乗)の世界を目指すべき、とのこと。
最後に明るく締めたようでいて、説得力が無く、途中の暗い結論が払拭できていない。