ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

本日読了。

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

TOCは生産管理技法にとどまらず、もっと広く通用する問題(制約)解決技法であった。
本書は、ザ・ゴールの登場人物のその後を描きつつ、売上拡大といった広いテーマでの問題解決を行う物語である。市場価値と供給者価値は必ずしも等しくなく、市場をセグメントすることでいろいろな価値が考えられる。市場への新しい価値訴求は、新製品開発だけでなく、既存製品の販売手法やサポートを少し変えるだけでも達成できる可能性がある。<現状問題ツリー>により、問題の症状であるUDE(UnDesirable Effects)の相関関係をもとにコアの問題を見つける。<雲>により、5つの箱で、問題の根本的な原因となっている矛盾や対立を示し、対立の解消を図る。<未来問題構造ツリー>により解決策の副作用を明確化しておく。<前提条件ツリー>で実行中間目標を展開する。<移行ツリー>により行動に落とし込む。