本日読了。
良書。視野が広がる。10年近く前の本だが内容は色褪せていない。
近未来〜2030、世紀の半ば2030〜2070、遠い未来2070〜。
コンピュータ。近未来: VR、世紀の半ば: AR/XR、遠い未来: 心を読む。
人工知能。近未来: エキスパートシステム、世紀の半ば: ロボット・脳モデル、遠い未来: ロボットが人間を超える・ロボットとの融合。
医療。近未来: ゲノム医療・クローン、世紀の半ば: デザイナーチャイルド、遠い未来: 老化の克服・ジュラシックパーク・新しい生命の創造。
ナノテク。近未来: 体内ナノマシン・量子コンピュータ、世紀の半ば: トランスフォーマー、遠い未来: レプリケーター。
エネルギー。近未来: 太陽光ほか、世紀の半ば: 地球温暖化克服・核融合、遠い未来: 電気から磁気へ。
宇宙旅行。近未来: 月・火星。世紀の半ば: 火星のテラフォーミング(トータルリコール)・宇宙観光、遠い未来: 宇宙エレベーター、ナノシップによる銀河進出。
文明のランクづけ。タイプI(主星から自惑星に降り注ぐエネルギーを使う)、タイプII(主星のエネルギー全てを使う)、タイプIII(多数の恒星系のエネルギーを使う)。現在はタイプ0.7。タイプIへの移行は危険。原理主義や不寛容などで滅びる可能性もある。タイプI移行後、何世紀もかけて不和は解消される。エネルギーではなくエントロピーの制御で文明をランクづけする?