競争戦略としてのグローバルルール―世界市場で勝つ企業の秘訣

先日読了。

競争戦略としてのグローバルルール―世界市場で勝つ企業の秘訣

競争戦略としてのグローバルルール―世界市場で勝つ企業の秘訣

良書。
ルール作りの競争はデファクトからデジュールへ。多くの新興国は急速な産業化の中で先進国のルールを輸入する。EUは規制超大国。地域ルールがグローバル化する。ルールは未来志向で作られ,今守れなくてもよく、ビジョンを持った野心的なものにする。EU規制とEU指令は違う。リーガルリスクをとり、自ら法解釈する。日本の企業は役所に法解釈を聞き、外国の企業は法廷で争う。ルール作りの場で情状に訴えてもダメで、建前論でグイグイ押す。米国では議員の名声のために安易にルールが提案され、成立するのは5%に過ぎない。日本は企業と役所が遠い。