本日読了。
ISO品質マネジメントシステム（QMS）。
ISOマネジメントシステムの規格としての基本的な概念は、ISO27001と同様（要求事項の位置付け、構築ステップ、管理責任者と内部監査責任者の関係、マネジメントレビュー等々）。
QMSの特徴として、要求事項8の運用（PDCAのDoにあたる部分であり、製品の要件定義〜企画開発デリバリーの一連の活動）が詳細に記述されている。
なお、ISO27001-2022で取り入られた、利害関係者のニーズ及び期待の理解（マネジメントレビューのインプットにもなっていること）、変更の計画は、すでにISO9000-2015に採用されているものである。
QMSの構築・導入ステップも、ISMSとほぼ同様である。
- QMSの体制の確立（管理責任者・推進チームと、内部監査責任者・内部監査チーム）
- QMS適用範囲の決定
- 品質方針の確立
- 品質マネジメントプロセスの確立（プロセスマッピング=規格要求事項が現状のどの仕事や業務にあたるのかを特定する、ギャップ分析、基本要件の決定）
- QMS文書の作成（品質方針、品質マニュアル、個別規程/手順書、様式、記録）
- QMS導入教育
