具体と抽象

先日読了。

良書。猫ちゃんマンガが可愛い。

  • 抽象化を制するものは思考を制す。
  • 抽象化の側面。デフォルメ、精神世界、法則とパターン認識、関係性と構造、本質、解釈の自由度が高い、ベクトル。
  • 具体と抽象を往復運動する。
  • 具体と抽象は絶対的なものではなく相対的。
  • 人にはその人が好む自由度=抽象度がある。自由度が低いことを好む人に「例えば」と具体的イメージを説明すると、文字通りそのままやってしまう。
  • 具体と抽象で価値観が全く異なる。具体(下流)では組織で動くためのマネジメントやチームワークが重要。抽象(上流)では個性やいかに尖らせるかが重要。
  • 具体は量、抽象は質。具体は二者拓一、抽象は二項対立。具体はパクリ、抽象はアナロジー。具体は現実、抽象は理想。具体は相違、抽象は共通。
  • 抽象化の能力は階層化の能力。同じことを30秒でも3分でも30分でも話すことができる。
  • 抽象は取扱注意。具体をしばり過ぎる、ルールの一人歩き、バイアスの一人歩き。具体と抽象のリンクが切れてしまう、数字の一人歩き。
  • 具体の世界の人からは抽象の世界が見えない。迫害される。抽象の力を一度手にしたら放せない。
  • 抽象化なくして生きられないが、抽象化だけでは生きにくい。