マンガでやさしくわかる学習する組織

本日読了。

良書。システム思考がなんとなくわかってきた。

  • 今起こっているパターンを明らかにする、今起こっているパターンを生み出す相互作用の構造を理解する、構造に関わる自身や関係者の意識・無意識の前提を明らかにする
  • 視点の4つのレベル。できごとのレベルは問題への反応的な対処、パターンのレベルだと計画的な対策や適応策、構造のレベルだと戦略的な対応、メンタル・モデルのレベルだと創造的な対応
  • 論理思考は「木を見る」。種類の複雑さ(要素分解)を重視、線形のロジック重視、正確な計測と真実の証明を重視(測りにくい情報や定性的情報は抜けがち)、外部要因へ働きかける(実施者の内面が抜け落ちる)。
  • システム思考は「森を見る」。動的な(時間経過とともに起こる)複雑さを重視、循環・蓄積・非線形性を重視、全体像の把握と同時解決性を重視、相互作用を明らかにして内部要因に糸口を見出す。
  • 中長期のパターンを作る基本構成単位。自己強化型ループ(好循環)、バランス型ループ(安定状態への是正)、遅れ。
  • よく見られる問題構造。成長の限界、うまくいかない解決策、問題のすり替わり(対処療法のバランス型ループが、全体としては悪循環になる)。