本日読了。
- 作者: 加藤和彦
- 出版社/メーカー: 中央経済社
- 発売日: 2016/01/30
- メディア: 単行本
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IoTとはあまり関係無いが、プラットフォーム戦略をまとめた書としては面白い。このタイトルが無ければ満足度がもっと上がるのだが、このタイトルが無ければ読んでいない可能性もある、という複雑な状況。
多くの先行著作と、JavaとVMWareのケーススタディをもとに、階層介入により引き起こされるいくつかの確からしい仮説を導出。(1)コモディティ化の誘発〜介入された階層がコモディティ化する〜、(2)延命の助長〜介入された階層の下位業者が延命する〜、(3)包囲されにくい防衛策〜介入された階層のドミナント包囲から防衛効果がある((2)と同義?)〜、(4)バンドルの分断〜ウィンテルのようなバンドルを崩す〜、(5)普及と収益のトレードオフ〜介入した階層を普及させるにはフリーミアム戦略が望ましいが収益は得られない、別階層での収益確保が必要〜