最軽量のマネジメント

昨日読了。 

最軽量のマネジメント(サイボウズ式ブックス)
 

サイボウズ本。離職率28%→4%における、筆者の興銀時代や、ブラックサイボウズ時代も詳細描写しており、比較対象しやすい。ブラックからホワイトではなく、ブラックからクリアになることが、あるべき姿。

興銀では、社外秘どころか部外秘、上司と部下の間の秘密もあり、ハンコの押し方まで暗黙知があり、暗黙知をたくさん知っている人が尊敬された。

クリアサイボウズでは、インサイダー情報や個人情報以外は全て全社員が共有する。ザツダンによって暗黙知もクリアにする。クリアにすることで職務に励むし不正も起こらず損益もよくなる。「みんな」ではなく「100人が100通り」になる。マネージャーの仕事は「情報を徹底公開」することと「お願い」すること。いちばん公開したほうがよい情報は「途中経過」。「まだ議論中の内容を共有すると・・・」は言い換えると「社員が主体的になることを望んでいない」ということ。