世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」

本日読了。

良書。

劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか - nakorakeの日記」の高尚版。今回の本が先にあって、同じテーマを大衆向けに手直ししたものが前回の本、という位置付けだと思った。

テーマとしては「天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ - nakorakeの日記」と同じ。アート・サイエンス・クラフトのバランスをとる経営が必要ということ。アートにはアカウンタビリティが無いため、単純に比べると負ける。そのため、トップがアートを持つか、アートを持つ人にトップ権限で委任すること。

後半は「武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 - nakorakeの日記」の元となっている文章。哲学を学ぶ意味は、コンテンツ(内容)ではなく、プロセス(気づきや思考の過程)やモード(世界や社会への向き合い方や姿勢)にある、というもの。