対立の炎にとどまる

本日読了。

深い。対立に気づき、向き合うことが必要である、と解く書。

いろいろな用語を理解することが、本書を理解することに通じる。

  • プロセスワーク: ユング心理学をもとに身体感覚や無意識を扱う、ミンデルが提唱して体系化した考え方。一見ネガティブに思える事象にもアウェアネス(気づき)という光を与えて、変化と成長の道筋を見つける。
  • ワールドワーク: プロセスワークを集団どうしの関係性に応用したもの。
  • ランク: 文化やコミュニティによる支援、個人の資質などによってもたらされる個人のパワー。
  • エッジ: 溢れ出ようとしている何かを怖れの感情により抑圧することでおこる、個人や集団におけるコミュニケーションの行き詰まり。
  • ホットスポット: 集団における感情の高ぶりや落ち込みの瞬間。
  • ハイドリームとロードリーム: あるべき理想の姿と現実。ファシリテーターは自分のハイドリームに注意して、人々をありのままの姿で見てみることが必要。
  • エルダーシップ: リーダーシップと対するが補完する位置付け。多様性とメタ視点を持ち、対立の炎に留まることができる。全員の味方をして、トラブルメーカーとは可能性を秘めた教師であるという考え方をし、すべての中にある真実を見出し、なるがままに任せる。