ヘルスケア産業のデジタル経営革命 破壊的変化を強みに変える次世代ビジネスモデルと最新戦略

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ヘルスケア産業のデジタル経営革命 破壊的変化を強みに変える次世代ビジネスモデルと最新戦略

ヘルスケア産業のデジタル経営革命 破壊的変化を強みに変える次世代ビジネスモデルと最新戦略

デジタルビジネスのヘルスケア編。最近ではヘルステックと呼ばれている。
新しいビジネスモデル。リーンイノベータ、患者サービスイノベータ、バリューイノベータ、新デジタル医療企業。
リーンイノベータは、ジェネリック医療企業の後継モデル。差別化とイノベーションによる新市場創造。イスラエルのテパ、バリアント、アクタビスなどは新薬の買収・利用による影響力拡大も併用している。既存薬の価格上昇への抵抗、各国が価値ベースへ移行することなどが脅威。
患者サービスイノベータは、まだまだ製品よりではあるが患者価値提供を目指している。付加情報データの提供、IoTによるフィードバックを使った治療の有効性改善。ノバルティス、ベルギーのUCB、ジョンソンエンドジョンソン、バイオジェン、アストラゼネカなど。いずれはバリューイノベータに進化すべきである。
バリューイノベータは、サービス専業となりアウトカムを幅広く改善する。製品中心の伝統を脱ぎ捨てる。疾病猟奇、地域、場所に依存しない。メドトロニックの病院ソリューション事業など。
新デジタル医療企業は、ヘルスケア参入デジタル(アップル、グーグル、サムソン)、デジタル参入ヘルスケア(IBM・ワトソンヘルス、GE、フィリップス・ヘルススイート)、スタートアップデジタル(ペイジャー、プロペラヘルス、プリベンティスなど)、からなる。※IBMのヘルスケア事業は、ヘルスケア関連企業数社を買収したものであるため、デジタル参入ヘルスケアに分類されていると思われる。
組織には、外からのイノベーション、顧客とともに目指すイノベーション、デジタル技術によるヘルスケアバリューチェーンの統合が必要。
人材には、デジタル人材、高度分析人材、患者中心の人材が必要。